サムスン電子の組織改編により社長団の世代交代が予想される(イメージ)=(聯合ニュース)
サムスン電子の組織改編により社長団の世代交代が予想される(イメージ)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国のサムスン電子が31日に取締役会を開き、辞任を表明した権五鉉(クォン・オヒョン)副会長の後任人事と組織改編を行うことが分かった。権氏は実質的なサムスングループの「総帥代行」を担っているが、来年3月の任期終了とともに第一線を退く。 財界によると、同社は病床にある李健熙(イ・ゴンヒ)サムスン電子会長と、その長男で朴槿恵(パク・クネ)前大統領への贈賄罪などに問われ公判中の李在鎔(イ・ジェヨン)同社副会長に代わって総帥代行の役割を務めてきた権氏の後任を選ぶほか、昨年は行わなかった社長団の人事を例年より早く行う可能性がある。 サムスン電子は2014年と15年に最小限の社長団人事を行い、昨年は人事異動自体を行わなかった。そのため、今年の人事は非常に大規模なものになるとみられる。権氏が「世代交代」を予告したことから、社長団の若返りを図るとみられる。 権氏の後任が誰になるかははっきりしていないが、金奇南(キム・ギナム)半導体総括社長が有力視されているほか、全東守(チョン・ドンス)同医療機器事業部長(社長)、全永鉉(チョン・ヨンヒョン)サムスンSDI社長などの名前が取り沙汰されている。 社長団人事と共に、サムスン電子を含むサムスングループはコントロールタワー機能を復活させることを検討しているとされる。同グループは今年2月末に、グループ全体を統括する「未来戦略室」を廃止した。 コントロールタワーは過去のようにグループ全体を統括する形ではなく、サムスン電子を筆頭に電子系のグループ会社を束ね、金融系のグループ会社やグループの実質的な持ち株会社・サムスン物産はそれぞれ別にコントロールタワーを置く可能性が高い。
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