記念式であいさつする文大統領=26日、ソウル(聯合ニュース)
記念式であいさつする文大統領=26日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は26日、ソウル市内で開かれた盧武鉉(ノ・ムヒョン)財団主催の「2000年の南北共同宣言」10周年記念式に出席し、「北の核を決して容認できない」とした上で、「現在は国民の安全と平和的な状況管理が優先。わが政府は軍事的抑止力を確保する一方、過度に緊張を激化させたり、軍事的衝突が生じたりしないよう、国際社会と協力する」と述べた。 文大統領のこうした発言は、米朝間の激しい言葉の応酬や米戦略兵器による武力示威などで朝鮮半島の緊張が高まる中、平和的に状況を管理し、軍事的衝突だけは避けるとした考えを改めて強調したものと受け止められる。 2000年の南北共同宣言については、盧武鉉政権で急に実現したものではなく、南北和解と平和統一に向けた歴代政権の努力と精神を受け継いだものと強調。北朝鮮に核・ミサイル挑発を中止し、南北共同宣言の精神に戻るよう呼びかけた上で、南北共同宣言が依然、有効であることを共に宣言できることを望むと求めた。
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