【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)と米ホワイトハウスの高官は23日、電話会談を行い、日本の一部メディアが韓米日首脳会談での発言を歪曲(わいきょく)して報道したことを批判した。特に、ホワイトハウス側は日本の一部メディアの歪曲報道が韓米日3カ国の連携に亀裂を生じさせかねないと強く懸念したとされる。 青瓦台側によると、韓国政府高官は同日午前7時半から30分間、米高官と通話し、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の強硬発言への対応や11月に予定されているトランプ米大統領の来韓について意見を交わした。 韓国政府高官は「日本メディアが日本政府筋の話として韓米日首脳会談での発言内容を数回にわたり歪曲報道している」と懸念を示した。 これに対し、米高官は「非常に失望している」と懸念を表明し、こうした米国の立場を日本政府に伝えると話したという。 日本の一部メディアは日本政府筋などの話として、韓米日首脳の発言内容を相次いで歪曲報道している。 産経新聞は22日(日本時間)にニューヨークで開かれた韓米日首脳会談で、日米首脳が韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領に対し韓国政府の対北朝鮮人道支援方針に強い不快感を示したと報じた。 韓国政府関係者は聯合ニュースの取材に対し、「『小説』であり事実と異なる。発言内容を歪曲して報じることを韓国政府は座視しない」と強い遺憾を表明した。 産経新聞のほか、日本テレビも韓米日首脳会談での発言を歪曲した。フジテレビは日米首脳の電話会談(7日)の内容を歪曲して報じたが、後に日本政府が事実と異なると発表した。
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