文大統領は21日(米東部時間)に国連総会で一般討論演説を行う(イメージ)=(聯合ニュース)
文大統領は21日(米東部時間)に国連総会で一般討論演説を行う(イメージ)=(聯合ニュース)
◇文大統領が国連演説へ 「平和」と「圧力」呼びかけか 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が国連総会で21日(米東部時間)、一般討論演説に臨む。韓国の首脳が就任初年に国連総会に出席して演説するのは、1991年の国連加盟後初めて。文大統領は新政権の国政哲学と対外政策の方針を説明した上で、気候変動、開発、難民など世界が抱える問題に韓国が積極的に取り組むことを表明するとみられる。また、国際社会を脅かす北朝鮮核問題を取り上げ、「平和的な解決」の原則を保ちながらも、北朝鮮を対話の場に引き出すため国際社会全体が団結し圧力を加えるよう促すと予想される。◇北朝鮮外相 トランプ氏発言に「犬のほえ声」 北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相が国連総会で一般討論演説を行うため、20日午後(米東部時間)に米ニューヨーク入りした。空港では報道陣の質問に一切答えなかったが、市内の宿泊先に到着すると「(北朝鮮には)犬がほえても行列は進むという言葉がある。犬がほえる声でわれわれを脅かそうと考えるなら、それこそばかげた夢だ」と述べた。国連総会でのトランプ米大統領の演説に対する批判とみられる。◇韓米FTAを協議 両国通商トップが初対面 韓国の金鉉宗(キム・ヒョンジョン)通商交渉本部長(次官級)が米ワシントンで20日(米東部時間)、米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表と通商トップ会談を行った。韓国産業通商資源部は21日(日本時間)、両者が韓米自由貿易協定(FTA)に関する議論の進展に向け話し合ったと伝えたが、詳細は明かさなかった。金氏とライトハイザー氏が直接顔を合わせるのは初めて。両国が8月22日にソウルでFTAに関する共同委員会を開催した際にはテレビ会議システムを通じて意見を交した。◇李明博政権の「ブラックリスト」 情報機関関係者を出国禁止 李明博(イ・ミョンバク)政権時代に情報機関の国家情報院(国情院)が政権に批判的な文化・芸能関係者らの「ブラックリスト」を作成し業界から締め出すなどの圧力をかけたとされる問題で、検察が主要関係者の出国を禁止したことが21日、分かった。検察によると、事件を捜査しているソウル中央地検はこのほど、国情院企画調整室長だったキム・ジュソン氏に出国禁止の措置を取った。同氏はブラックリストに関する活動の企画者であると同時に実務の責任者だったとされる。◇最高裁長官候補 きょう国会で任命同意案の採決 国会は21日に本会議を開き、大法院長(最高裁長官)候補の金命洙(キム・ミョンス)氏に対する任命同意案の採決を行う予定だ。前日に国会人事聴聞特別委員会は金氏の人事聴聞の審査経過報告書を採択した。◇北朝鮮への人道支援推進か きょう決定 政府は21日、南北交流協力推進協議会を開き、国連児童基金(ユニセフ)と世界食糧計画(WFP)から要請された北朝鮮に対する人道支援について話し合う予定だ。母子保健などの事業に800万ドル(約9憶円)を支援するかどうかを決める。
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