韓国空軍のパトリオットミサイルの発射台(資料写真)=(聯合ニュース)
韓国空軍のパトリオットミサイルの発射台(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国軍が南部に配備された地対空誘導弾パトリオットミサイル(PAC2)を首都圏に移す案を推進していることが13日、分かった。 軍の関係者によると、南部の慶尚北道・星州の在韓米軍基地で米最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の発射台全6基の臨時配備が完了し、南部地域のミサイル防衛能力が向上したことを受け、THAADの防衛範囲の外にある首都圏に「PAC2」1基を移動させる計画という。 移転されるのは南東部の大邱にあるPAC2とされる。軍はこれまで、THAADの配備に合わせ、南部地域のPAC2を首都圏に配備する計画を明らかにしてきた。 PAC2の首都圏への移転は来年末までに完了する計画であることが分かった。THAADの配備により、南部地域のミサイル防衛能力が強化され、ミサイル防衛システムの全般的な再配置が必要になった状況だ。 軍の関係者は「首都圏地域のパトリオットを増強すると同時に、パトリオットをPAC2から(高性能の)PAC3に替える事業も加速させ、ミサイル防衛力を強化する計画」と話した。
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