未婚の高齢者世帯が急増すると予想される(イメージ)=(聯合ニュースTV)
未婚の高齢者世帯が急増すると予想される(イメージ)=(聯合ニュースTV)
【世宗聯合ニュース】韓国で世帯主が未婚で65歳以上の世帯数が2043年には100万世帯を超える見通しだ。今年から26年間で20倍に急増することになる。統計庁が7日までに試算した。 世帯主が65歳以上で未婚の世帯は、2015年の4万4000世帯から昨年4万7000世帯、今年5万2000世帯と増加している。 来年以降は増加ペースが加速し、39年まで年2桁増が続くと予想される。19年が6万4000世帯、23年が11万2000世帯に増える。31年に30万世帯、34年に40万世帯、36年に50万世帯をそれぞれ突破し、43年には104万3000世帯になると推計された。 これは今年の20倍に当たる。世帯主が65歳以上の世帯の全体数が2.6倍に増えるのに比べると、いかに急速に増加するかが分かる。 高齢化の進行に加え、非婚が広がっていることが要因に挙げられる。現在、未婚世帯主は30代が全体の30.5%を占めるが、これら世帯主がそのまま高齢の未婚世帯主になるケースは少なくないとみられる。43年には未婚世帯主のうち30代が15.0%に低下する一方、65歳以上が19.3%に拡大すると分析された。 統計庁の関係者は「現在30~40代の人口が年を取り高齢人口が増えることになるが、このうち現在未婚の世帯主は一定の年齢を過ぎると婚姻の可能性が徐々に下がり、未婚の世帯主が増え続けると見込まれる」と説明した。 こうした世帯主は一人暮らしが多いという点が問題視される。高齢者福祉が不十分なことから、未婚で高齢の単身世帯は経済的に苦しく、社会的にも孤立する恐れがある。 韓国保健社会研究院は「高齢者の社会的な孤立を解消するため、地域社会の支援を考え、社会ネットワークを活性化させる必要がある」と提言した。
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