大使に内定した(左から)趙氏、盧氏、李氏(資料写真)=(聯合ニュース)
大使に内定した(左から)趙氏、盧氏、李氏(資料写真)=(聯合ニュース)
◇元韓国情報機関トップに懲役4年の実刑 韓国情報機関、国家情報院(国情院)のトップだった元世勲(ウォン・セフン)元院長が、在任中の2012年に大統領選挙を控えインターネット上で最大野党・民主統合党(現・共に民主党)候補だった現大統領の文在寅(ムン・ジェイン)氏を中傷する書き込みをするよう職員に指示し、選挙に介入したとされる事件で、ソウル高裁は30日の差し戻し審で元被告に懲役4年、資格停止4年の判決を言い渡した。選挙と政治に介入したとして元被告が問われた国情院法違反、公職選挙法違反の罪がいずれも有罪とされた。◇駐日韓国大使に李洙勲氏 駐米・駐中大使も内定 文在寅大統領は30日、次期駐日大使に李洙勲(イ・スフン)慶南大政治外交学科教授(62)を起用する人事を内定した。駐米大使には趙潤済(チョ・ユンジェ)西江大国際大学院教授(65)、駐中大使には与党「共に民主党」の盧英敏(ノ・ヨンミン)元国会議員(59)を内定した。文大統領は各駐在国のアグレマン(同意)の手続きを経て正式に任命する方針だ。 ◇苦悩深まる文大統領 外交・安保分野で難題続く 朝鮮半島を巡る外交・安全保障分野の難題で、文大統領の苦悩が深まっている。改善の兆しが現れるかのように見えた朝鮮半島を取り巻く安保環境は、北朝鮮の中距離弾道ミサイル(ICBM)「火星12」発射と米国の強力対応の方針表明で荒波にさらされている。また、北朝鮮による先月のICBM級「火星14」発射を受け、文大統領が最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の発射台4基の追加臨時配備を指示したことで、THAADの韓国配備に反発している中国との関係回復がさらに遠ざかっている。◇北朝鮮 新たな挑発準備か 北朝鮮が中距離弾道ミサイル「火星12」の発射に続き、新たな挑発行為に乗り出す可能性があるとの懸念が高まっている。北朝鮮メディアの30日の報道によると、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は29日の「火星12」の発射訓練について「第一歩」「前奏曲」「序幕」などの表現を使いながら新たな挑発の可能性を示唆した。金委員長は同訓練が、韓米両軍の合同指揮所演習「乙支フリーダムガーディアン」(UFG)への断固たる対応措置の序幕にすぎないと発言。北朝鮮が31日に予定されているUFGの終了を前後して挑発を強行する可能性があるとの見方も出ている。◇韓国の出生数 昨年は過去最低の40万6200人 韓国の昨年の出生数が過去最低となった。出生数の減少は続いており、今年も過去最低を更新する可能性が高い。韓国統計庁が30日に発表した「2016出生統計」(確定値)によると、昨年の出生数は40万6200人で前年比7.3%減少した。統計を取り始めた1970年以降で最低となった。◇現代自動車 中国工場の稼働再開 韓国の現代自動車は30日、先週から部品供給の支障により稼働を停止していた4カ所の中国工場の操業を再開した。現代への部品供給を中断していた現地の協力会社が供給を再開したため。
Copyright 2017(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0