3カ国首脳会談を行った(左から)文大統領、トランプ大統領、安倍首相=6日、ハンブルク(聯合ニュース)
3カ国首脳会談を行った(左から)文大統領、トランプ大統領、安倍首相=6日、ハンブルク(聯合ニュース)
◇韓米日首脳「北朝鮮への圧力を一層強化」 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領とトランプ米大統領、安倍晋三首相は6日(現地時間)、ドイツ・ハンブルクで3カ国首脳会談を行い、北朝鮮の核・ミサイル挑発に対し国連安全保障理事会による制裁と独自制裁、圧力を一層強化することで一致した。米国は北朝鮮と取引する中国の個人と企業を対象にした追加の金融制裁を積極的に検討する姿勢を示したとされる。3カ国首脳はまた、中国がより積極的に北朝鮮に圧力をかけるよう働きかけることにした。◇安保理 ロシアの反対で北朝鮮ICBM非難声明見送り 北朝鮮の「大陸間弾道ミサイル(ICBM)級」ミサイル発射を受け、国連安全保障理事会が5日(米東部時間)に緊急会合を開いたが、ロシアの反対で北朝鮮を非難する声明の採択は見送られたことが6日、分かった。国連関係者によると、米国は「北朝鮮のICBM発射を強く非難し重大な措置を取る」という内容の報道声明の草案を示していた。◇米国防長官 北朝鮮ICBM非難も「外交努力を維持」 マティス米国防長官は6日(米東部時間)、北朝鮮のICBM発射実験を「挑発」「安保理決議などに対する侮辱」と非難しながらも、「われわれは同盟国と協力国全体が関与する外交的な努力を維持する」と強調した。国防総省で記者団に語った。◇梅雨前線が北上 韓国各地で雨 7日は梅雨前線が北上し、韓国各地で雨が降る。忠清南道と朝鮮半島南部から降り始めた雨が全国に広がる見通しだ。7日から8日かけての降水量は、ソウルと京畿道、江原道西部が50~150ミリ、忠清南道と全羅道が30~80ミリなどと予想される。◇G20首脳会議 気候変動や自由貿易、北朝鮮対応の協議へ 主要20カ国・地域(G20)首脳会議がドイツのハンブルクで7日(現地時間)開幕する。8日まで。G20首脳は相互連携した世界の構築に向け、政策の連携策を熟議する。韓国の文大統領はテロ対策など複数のセッションに出席する一方、北朝鮮問題に関する憂慮と警告を表明するよう働きかける方針だ。◇米専門サイト「北朝鮮内どこからでも弾道ミサイル発射可能」 米ジョンズ・ホプキンズ大の北朝鮮分析サイト「38ノース」は6日(現地時間)、北朝鮮がこれまで弾道ミサイルの発射実験を行っていなかった西部の平安北道・バンヒョンからICBM級のミサイル発射に成功したと発表したことは、北朝鮮が国内のどこからでも弾道ミサイルを発射できる能力を立証するものだとの分析を示した。38ノースは「発射地点は(バンヒョン飛行場の)南東8キロの渓谷内で、この渓谷には北朝鮮の重要な飛行機製造・研究施設であるバンヒョン航空機工場がある」とした。
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