合意文を手にする各党の院内代表。左から金東チョル氏、鄭宇沢氏、禹元植氏、朱豪英氏=27日、ソウル(聯合ニュース)
合意文を手にする各党の院内代表。左から金東チョル氏、鄭宇沢氏、禹元植氏、朱豪英氏=27日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の与野党の院内代表は27日午後に会合を開き、国会常任委員会で政府組織改編案について審査することを決めた。また、人事聴聞制度の改善のための小委員会を設置し、7月に国会常任委員会ごとに政府の関係部署からの業務報告を受けることを決定した。 会合には進歩(革新)系与党「共に民主党」の禹元植(ウ・ウォンシク)、保守系の最大野党「自由韓国党」の鄭宇沢(チョン・ウテク)、中道系「国民の党」の金東チョル(キム・ドンチョル)、保守系「正しい政党」の朱豪英(チュ・ホヨン)の各院内代表が出席した。 自由韓国党と正しい政党は18日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が外交部長官候補の康京和(カン・ギョンファ)氏の任命を強行したことに反発し、国会常任委員会での審議をボイコットしてきたが、与野党の院内代表が会合で合意し、国会は正常化する見通しとなった。 与野党は国会常任委員会を開き、7月中に政府の部署から業務報告を受けることを決めた。常任委員会別の業務報告が進めば、国会の運営委員会も青瓦台(大統領府)から業務報告を受けることになる。 ただし、合意文には野党が人事検証問題でチョ国(チョ・グク)民政首席秘書官の出席を要求していることに関して「国会が要請する者は出席する」とのみ記載されている。これに関し、共に民主党は人事聴聞会の円滑な進行のために、資料提出と証人採択などに積極的に協力することにした。 合わせて与野党は人事検証の細かい基準の策定のために、国民の党が委員長を務める人事聴聞制度改善小委員会(8人で構成)を運営委に設置することを決めた。 また、新政権の政府部署改編のための政府組織改編案も常任委で審議することにした。 与野党は改憲特別委および平昌五輪特別委の活動期間を延長し、政治改革特別委を新たに設置することで合意した。このうち、選挙制度改善などのために設置される政治改革特別委は、立法権が付与された特別委として、与野党は案件に対して合意処理することを合意文に明示した。 また、与野党は7月臨時国会を4日から18日まで開催することで最終合意した。臨時国会の本会議は7月11日と18日に行われる。
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