インファンティノ会長(左)とあいさつする文大統領=12日、ソウル(聯合ニュース)
インファンティノ会長(左)とあいさつする文大統領=12日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は12日、青瓦台(大統領府)で国際サッカー連盟(FIFA)のインファンティノ会長と会談し、「南北を含む北東アジアの隣国と共にワールドカップを開催できれば南北や北東アジア平和に役立つと思う」と述べた。 文大統領は「2030年のワールドカップにそのような機会があることを望む」とし、インファンティノ会長に協力を要請した。  ただ、青瓦台関係者は「インファンティノ会長が就任した際、サッカーのすそ野を広げるためワールドカップの共同開催を支援すると話しており、文大統領が希望を話したもの」として、北朝鮮や中国、日本などとのW杯の共同開催を公式に宣言する意味ではないと説明した。 インファンティノ会長は「文大統領のビジョンを歓迎する」として、「現実的に困難があるが、信頼を持って努力することが重要であり、こうしたビジョンを発信するだけで強力なメッセージになる」と応じた。その上で、「二日後に中国の習近平国家主席に会うが、この問題と関連した習主席の反応を見たい」と述べた。 インファンティノ会長は開催地が決まっていない23年女子W杯などを北東アジア諸国が共同開催する案も検討するよう提案したという。
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