韓国当局は救助した北朝鮮の船員4人のうち、亡命を求めた2人を除く2人を北朝鮮側に引き渡した(イメージ)=(聯合ニュース)
韓国当局は救助した北朝鮮の船員4人のうち、亡命を求めた2人を除く2人を北朝鮮側に引き渡した(イメージ)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の統一部は9日午前、東海上を漂流しているところを韓国当局に救助された北朝鮮船舶の船員4人のうち、韓国への亡命を希望した2人を除く2人を東海上の軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)上で北朝鮮側に引き渡したと明らかにした。 北朝鮮は2人の亡命について反応を示していない。北朝鮮は2015年7月に東海上で韓国の海洋警備当局に救助された船員5人中3人が亡命すると、韓国当局が船員らを「抑留」したと非難して船員の送還を要求しており、今回も反発するとみられる。 韓国政府は今月8日、国連軍司令部軍事休戦委員会の協力を得て、2人は韓国に亡命するとした上で、2人は北朝鮮側に引き渡す計画を伝えていた。 亡命を求めたのは50代の父と20代の息子で、救助当時から亡命の意思を示した。 統一部は「人道的な見地やこれまでの慣例により、本人の意思を尊重した」と説明した。 4人が救助されたのは今月2日と3日で、1人と3人がそれぞれ救助されている。 韓国当局は5月31日にも東海上で救助された北朝鮮船員6人を北朝鮮側に引き渡した。
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