文在寅氏(資料写真)=(聯合ニュース)
文在寅氏(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】5月9日に投開票される韓国大統領選で、支持率トップを走っている最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)候補の外交諮問団「国民アグレマン」の鄭義溶(チョン・ウィヨン)団長は28日、長嶺安政・駐韓日本大使と会談し、「過去の歴史問題を円満に解決するためには日本の政治指導者らが河野談話などの内容と精神に反する行動をしないことが重要だ」とする文氏の立場を伝えた。 また、「両国の指導者による首脳会談の早期開催は両国関係を未来志向で発展させ、北東アジアの平和と国際社会の連携体制を強化することに寄与する」と強調。「韓中日の首脳会談も年内の早期に開かれることを望む」と表明した。 北朝鮮問題については、「圧力と対話を並行し、北の核問題の解決を最優先で推進して、包括的かつ段階的な方法で朝鮮半島の非核化を実現することに努力する」として、「(北朝鮮の核問題を巡る)6カ国協議はもちろん、韓米日の3カ国の緊密な連携も重要」との姿勢を明らかにした。 その上で、「南北対話を早期に再開し、朝鮮半島の緊張を緩和して平和統一の基盤を構築していく交流・協力策を模索したい」として、「日本の理解を支持を要請する」と呼びかけた。 日本との関係に関しては、「民主主義や人権、市場経済などの価値を韓国と共有している日本は隣人であり、各課題を巡って類似した立場を持っているだけに、国際社会で緊密に連携することがお互いに有益になる」と強調した。
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