左から文在寅氏、洪準杓氏、安哲秀氏、劉承ミン氏、沈相ジョン氏=(聯合ニュース)
左から文在寅氏、洪準杓氏、安哲秀氏、劉承ミン氏、沈相ジョン氏=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】世論調査会社の韓国ギャラップが28日発表した大統領選(5月9日投開票)主要候補の支持率調査結果で、進歩(革新)系の最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)候補が40%となり、中道系「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)候補(24%)を16ポイント上回り1位を守った。調査は25~27日、全国の有権者1006人を対象に実施された。 文氏は前週から1ポイント下落したものの、この3週にわたり平均40%を維持した。安氏は4月第2週目の調査では支持率が37%にまで上昇したが、3週目には前週比7ポイント、今回の4週目調査では6ポイントそれぞれ下落し、文氏との差が開いている。 次いで、朴槿恵(パク・クネ)前政権で与党だった保守系「自由韓国党」の洪準杓(ホン・ジュンピョ)候補が12%、革新系の少数党「正義党」の沈相ジョン(シム・サンジョン)候補が7%で、いずれも前週から3ポイント上昇した。保守系「正しい政党」の劉承ミン(ユ・スンミン)候補は1ポイント上昇の4%。 これまで40代以下で不動の1位だった文氏は、50代の支持率も前週の30%から43%に上げ、60代以上を除く全年齢層でトップに立った。一方の安氏は、保守層からの支持率が45%から29%に、年齢別では50代からの支持が40%から22%にそれぞれ急落した。 韓国ギャラップはこれについて、選挙運動の開始とともに候補の検証やネガティブキャンペーンが激しくなり、さらに主要候補のテレビ討論会を経て安氏の支持者の一部が離れたと分析している。テレビ討論後、イメージが良くなったとの回答が多かったのは沈氏(52%)、劉氏(33%)で、悪くなったとの回答が多かったのは安氏(44%)、洪氏(42%)だった。文氏は、良くなったとの回答が17%、悪くなったが30%だった。 政党支持率は共に民主党が38%、国民の党が18%、自由韓国党が11%、正義党が7%、正しい政党が4%となった。
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