金日成競技場と5月1日競技場、北朝鮮サッカーの心臓部を公開
金日成競技場と5月1日競技場、北朝鮮サッカーの心臓部を公開
ベールに包まれていた北朝鮮サッカーの”心臓部”が、海外メディアに向けて公開された。

ユン・ドクヨ の最新ニュースまとめ

 北朝鮮は去る3日から11日まで、平壌(ピョンヤン)金日成競技場で「2018アジアサッカー連盟(AFC)女子アジア杯」予選E組の試合を開催した。去る1月におこなわれた組分け抽選会で、北朝鮮と共にB組に入った韓国女子サッカーチームは平壌で試合をおこなうこととなり、自然と韓国内の取材陣も金日成競技場を経験することとなった。

 平壌には瑞山サッカー場、羊角島サッカー場などがあるが、代表的な競技場といえば「金日成競技場」と「5月1日競技場」だ。ユン・ドクヨ監督が今回のアジア杯予選で勝利を挙げた金日成競技場は、男子サッカー北朝鮮代表チームが去る2011年11月に開かれた日本とのブラジルワールドカップ・アジア地区3次予選で勝利を挙げた場所として話題になった。

 「金日成競技場」は、他の平壌市内の象徴的な建物と同じように、故金日成首席と故金正日総書記の大型肖像画が競技場の外部中央に掲げられている。金日成競技場は、政治的にも北朝鮮が意味を置く場所だ。

 一方、「5月1日競技場」は去る1990年、南北統一サッカーが開かれた場所として有名。女子代表チームのユン・ドクヨ監督は南北統一サッカー試合の当時、選手として出場。以降、女子サッカー代表チームのトレーニングのため、27年ぶりに同競技場を訪れることとなった。

 試合とトレーニングのため2つの競技場を訪れた代表チームのキャプテン=チョ・ソヒョン(28)は「5月1日競技場は、思っていたよりも雄壮なようだ。雰囲気が異なる」とし、「金日成競技場は人工芝の水準は韓国と変わらず、カナダで開かれた女子ワールドカップ当時の人工芝と似ている」と感想を語った。

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