こわばった表情でソウル拘置所に入った朴前大統領=31日、義王(聯合ニュース)
こわばった表情でソウル拘置所に入った朴前大統領=31日、義王(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】収賄などの容疑で逮捕された韓国の朴槿恵(パク・クネ)前大統領が31日午前4時45分ごろ、ソウル拘置所に到着し収監された。 朴前大統領を乗せた車両は拘置所の正門を通過し、拘置所に入った。大統領の支持者約50人は逮捕反対や無効を訴えた一方、逮捕に賛成する市民らも集まり「罪を償え」と叫んだ。 これで朴前大統領はソウル・三成洞の自宅に帰ることは叶わず拘置所に収監される身分となった。収監手続き後に簡単な健康診断や身体検査を受け、所持品などを預けて拘置所の服に着替えたとされる。朴前大統領のトレードマークだったアップスタイルの髪型に使う金属製のピンも安全上の理由から提出しなければならない。 続いて拘置所内の規則や生活について説明を受けた後、胸に番号が付いた拘置所の服を着用。この時から番号で呼ばれることになる。 独房の広さは2坪に満たず、折りたたみ式マットレスと机を兼ねた座卓がある。1食1440ウォン(140円)の食事をし、食器も自分で洗う。 ソウル拘置所には今回の国政介入事件に関連する人物がすでに収監されている。朴前大統領と40年来の友人で、共謀したとされる崔順実(チェ・スンシル)被告、200億ウォンを超える贈賄罪などで起訴されたサムスン電子副会長の李在鎔(イ・ジェヨン)被告、元大統領秘書室長の金淇春(キム・ギチュン)被告、前文化体育観光部長官の趙允旋(チョ・ユンソン)被告も収監されている。 一部からは同じ拘置所に収監されるのは「共犯分離収監の原則」に反するとの指摘もある。当局関係者は「共犯者らが共に収監されても徹底して分離し管理する」と述べ、共犯者同士が顔を合わせる可能性はないと反論している。
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