韓国銀行=(聯合ニュースTV提供)
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【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が28日発表した統計によると、昨年の実質国内総生産(GDP)は、前年比2.8%増加した。 経済成長率は2011年の3.7%から12年は2.3%に落ち込み、13年は2.9%、14年は3.3%と上昇に転じたが、15年から2年連続で2.8%にとどまった。名目GDPは1兆6374億ウォン(約1630億円)で、前年比4.7%増加した。 昨年の1人当たりの国民総所得(GNI)は2万7561ドルで、前年比1.4%増加した。GNIは2006年に初めて2万ドルを突破してから、10年間3万ドルの壁を越えられずにいる状況だ。 1人当たりGNIは国民が国内や外国で稼いだ総所得を人口で割った数字で、国民の生活水準を把握する指標となる。 これまで、1人当たりGNIは韓国が先進国の仲間入りを果たす基準として認識されてきた。 しかし潜在成長率の下落などで3万ドルを超えるのは容易ではないのが現実だ。 為替も1人当たりGNIに少なくない影響を与えている。ウォン安により、ドルに換算した際の規模が減少しているためだ。 一方、昨年の総貯蓄率は前年比0.2ポイント上昇した35.8%で、1999年以来17年ぶりの高水準となった。
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