趙允旋容疑者=30日、ソウル(聯合ニュース)
趙允旋容疑者=30日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国政府から独立して朴槿恵(パク・クネ)大統領が絡む疑惑と親友の崔順実(チェ・スンシル)被告の国政介入事件を調べている特別検察官の捜査チームは30日、朴政権に批判的な芸術家や俳優ら文化・芸術界関係者をリストアップした「ブラックリスト」が作成されていたとの疑惑に絡み、前文化体育観光部長官の趙允旋(チョ・ユンソン)容疑者を拘置所から呼び、取り調べた。 趙容疑者はブラックリストの作成・管理に関与した疑い(職権乱用権利行使妨害)と国政介入事件の真相究明に向けた国会の聴聞会で偽証した疑い(国会での証言・鑑定に関する法律違反)で21日に逮捕された。逮捕後に捜査チームの取り調べを受けるのは6回目となる。 捜査チームはブラックリスト疑惑のほか、趙容疑者が2014年に青瓦台(大統領府)政務首席秘書官に就任後、保守団体を動員して官製デモを主導したかどうかについても追及するという。 趙容疑者は同年8月、北朝鮮の革命路線に追従し、非常時の韓国の体制転覆を謀議したとして内乱陰謀や内乱扇動、国家保安法違反の罪などに問われた李石基(イ・ソクキ)国会議員(当時)の控訴審判決でソウル高裁が内乱陰謀罪について無罪とする判決を言い渡したことを受け、保守団体の「大韓民国枯葉剤戦友会」に司法部を批判する集会を開くよう指示した疑いがもたれている。
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