ロッテ百貨店(資料写真)=(聯合ニュース)
ロッテ百貨店(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国のロッテ百貨店は、運営委託を受けた中国・上海のショッピングモール「中信泰富広場(シティックスクエア)」の運営開始に先立ち、韓国企業を対象にした事業説明会を開く。  ロッテ百貨店によると、20日午前に永登浦店で開かれる今回の説明会には、衣類・雑貨・食品など約200の取引業者が参加する予定だ。 説明会でロッテ百貨店側は上海での新規事業を紹介し、大韓貿易投資振興公社(KOTRA)が中国事業に対する諮問を行う。  ロッテ百貨店の姜煕泰(カン・ヒテ)チャイナ事業部門長(副社長)は「優秀な取引業者と共に、韓流コンテンツと流通ノウハウを中国に広めるのに注力したい」と述べた。 ロッテ百貨店は昨年10月、中国国有企業グループの中信集団(CITIC)と合弁でリテール(小売流通)運営会社を設立した。この合弁会社を通じて、現在上海で中信集団が運営中の「中信泰富広場」ショッピングモールを今年3月から経営する。 不動産開発のリスクと許認可の負担を背負って中国現地に投資し、収益が出るまで数年間を耐える事業モデルとは異なり、中信集団との合弁・委託運営を通して中国で「しっかり利益を上げられる」事業モデルを構築したとロッテ百貨店は説明する。 しかし業界は、ロッテショッピング(ロッテ百貨店とロッテマートの運営会社)が中国で数千億ウォン(数百億円)に上る損失を出したことで、消極的な経営に方向転換したのではないかとの見方を示している。 ロッテショッピングは2015年、中国の景気下落を反映して営業権の価値を再算定する過程で帳簿上のみでも3000億ウォン(約290億円)を超える損失を出すなど、中国事業に関しては失敗続きだ。
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