スーパーで買い物する消費者(資料写真)=(聯合ニュース)
スーパーで買い物する消費者(資料写真)=(聯合ニュース)
【世宗聯合ニュース】韓国統計庁が30日発表した消費者物価動向によると、12月の消費者物価は前年同月比1.3%上昇した。上昇率が1%台を記録するのは4カ月連続。原油安などが物価下落要因として作用したが、高病原性鳥インフルエンザ(AI)の流行による卵価格の急騰などが影響した。 消費者物価上昇率は5月から8月まで0%台にとどまっていたが、9月(1.2%)から1%台に上昇し、10、11月はともに1.3%上昇を記録した。 12月は公共料金などサービス部門の物価が2.0%上昇し、物価全体を1.1ポイント押し上げた。電気・水道、ガスは、使用量が多いほど料金が高くなる電気料金の累進制の見直しや原油安などの影響で11.5%下落し、物価全体を0.5ポイント押し下げた。 物価の長期的な流れを示すコア指数(農産物と石油類を除く)は前年同月比1.2%上昇。月ごとの変動が激しいエネルギーと食料品を除いた指数も同1.6%上昇した。 生活物価指数は前年同月比1.2%の上昇。野菜、果物、魚類など生鮮食品指数はAIによる卵価格の上昇などで同12.0%上昇した。 一方、今年の消費者物価上昇率は前年比0.3ポイント上昇の1.0%だった。 コア指数は1.6%上昇、エネルギーと食料品を除いた指数は1.9%上昇した。 生活物価指数は0.7%上昇し、生鮮食品指数は6.5%上昇した。 統計庁は「農畜産物が相対的に高い上昇率を示し、住宅価格や外食費が上昇傾向にある。物価調査時点はまだ卵価格が本格的に上昇する前だったため、来月にその影響が反映される可能性がある」と説明した。
Copyright 2016(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0