【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の親友、崔順実(チェ・スンシル)被告と崔被告のめいのチャン・シホ被告、前文化体育観光部第2次官の金鍾(キム・ジョン)被告の3人の公判準備手続きが29日、ソウル中央地裁で開かれた。崔被告の弁護人は起訴内容を全面的に否認した。 崔被告には、チャン被告と金被告と共謀し、サムスングループに対しチャン被告が運営する「冬季スポーツ英才センター」に16億2800万ウォン(約1億5700万円)の支援金を出すよう強要した罪に加え、外国人専用カジノを運営する公営企業「グランドコリアレジャー」(GKL)に2億ウォンの支援金を出すよう強要した罪が起訴内容に加えられた。 弁護人は冬季スポーツ英才センターの設立経緯について言及した。チャン被告が1998年長野冬季五輪のショートトラック男子1000メートルで金メダルを獲得した金東聖(キム・ドンソン)氏と知り合いで、金氏が提案した冬季スポーツ人材育成プログラムの後援者だったが、チャン被告から同プログラムについて話を聞いた崔被告が趣旨に共感しセンターのあり方などについて助言したと説明した。 サムスングループに支援するよう圧力をかけたとされる問題については、冬季スポーツ(選手)の英才育成や裾野拡大のため支援が必要だと判断し、金被告に支援が得られるところを探すよう頼んだことはあったとしながらも、「支援金(の額)を決めたことはなく、特定企業からの支援を取り付けるよう求めたこともない」と強調した。 GKLが2億ウォンの支援金を出したことについては「全く知らない」と主張した。また3人の共謀関係を全て否認した。
Copyright 2016(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0