2006年、大検察庁(最高検)の中央捜査部長だった朴氏(左)=(聯合ニュース)
2006年、大検察庁(最高検)の中央捜査部長だった朴氏(左)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は30日、長年の友人、崔順実(チェ・スンシル)被告による国政介入事件を捜査する特別検察官に朴英洙(パク・ヨンス)元ソウル高検検事長(64)を任命した。現職大統領に対する特別検察官の捜査は初めてとなる。 野党3党は29日、特別検察官候補として朴氏を含む2人を推薦していた。 特別検事制度は捜査に影響を与えることのできる政府の高官らが捜査対象になった場合に与野党の合意で導入されるもので、捜査範囲に制限がなく政府から独立して独自に捜査できる。特別検察官は最長で120日間にわたり捜査を行うことになる。 青瓦台(大統領府)の鄭然国(チョン・ヨングク)報道官によると、朴大統領は「今回の捜査が迅速かつ徹底的に行われることを望む」との姿勢を示している。 鄭報道官は「朴大統領は本格的な捜査が始まると、積極的に協力し、直接聴取にも応じて事件の経緯について説明する」と表明。「捜査と(崔被告らの)裁判で今回の事件の全真相が明らかになるよう望む」と述べた。
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