違法操業中の中国漁船を取り締まる模様=(聯合ニュース)
違法操業中の中国漁船を取り締まる模様=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の国民安全処海洋警備安全本部は30日、今月に入って黄海特定海域を侵犯した中国漁船は1712隻で前年同月比57%減少したと明らかにした。 海洋警備安全本部は今月7日、暴力で抵抗する漁船に「共用火器」(機関銃や砲など)を使用するという内容の「武器使用マニュアル」を中国の海警局と外務省に公式に通知し、中国政府として違法操業漁船の取り締まりを強化するよう要請した。 海洋警備安全本部は中国漁船が韓国領海を侵犯し暴力で抵抗した場合、M60機関銃などの武器を使用して退去作戦を行い、関連状況を直ちに中国当局に伝えた。 今月12日には、武器使用マニュアルの発表後、初めて韓国領海を侵犯し強く抵抗した中国漁船にM60で95発を撃つなど断固とした対応を示し漁船を退去させた。 また、今月中国海警局に7回にわたり、中国の漁業者に対する教育強化と中国政府が中国船主を対象に取り締まりおよび退去など積極的な措置を行うことを求める書簡を発送した。 こうした韓国側の要請に、中国側は黄海特定海域周辺や韓中暫定措置水域などに警備船を常駐させ中国漁船が韓国海域を侵犯しないよう監視していることが確認された。 海洋警備安全本部によると、中国漁船の船長の多くは韓国当局が武器使用を強化したことを承知しており、許可証なしでほかの国の海域に入ったり操業したりしないようメールでやり取りしている。
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