青瓦台で談話を発表する朴大統領=29日、ソウル(聯合ニュース)
青瓦台で談話を発表する朴大統領=29日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)の鄭然国(チョン・ヨングク)報道官は30日、記者団に対し、朴槿恵(パク・クネ)大統領が談話を発表し、自身の進退問題を国会に委ねる意向を示したことについて、「与野党が国会で決めれば、国会の決定と手続きに従うということだ」と述べた。 朴大統領は29日、親友の崔順実(チェ・スンシル)被告の国政介入事件をめぐり、3回目の国民向け談話を発表し、「任期短縮を含め、進退問題を国会の決定に委ねる」と表明した。 談話は自ら退陣する考えを表明することで弾劾を推進しないよう求めたものかどうかを尋ねる質問に、鄭報道官は「大統領の発言通り理解してほしい」と答えた。退陣を前提に、国会が推薦する首相に全権を渡す可能性に関しては、「国会でどのような決定をしようと、与野党が合意して決めたものは受け入れる」と強調した。 憲法では大統領の任期を5年と定めており、退陣するためには任期短縮のための改憲が必要との指摘については、「国会で議論しなければならない」として、「国会で速やかに議論が行われることを期待する」と述べた。 朴大統領が談話発表後、記者団の質問に回答せず、「近いうちにいろいろな経緯について詳細に話す」としたことに関しては、「全体について詳細に質問を受け、回答する時間を持つ」と述べ、記者会見の形を取ることを示唆した。
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