李在鎔副会長(資料写真)=(聯合ニュース)
李在鎔副会長(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国・サムスングループの主力企業、サムスン電子は27日、臨時株主総会を開き、李健熙(イ・ゴンヒ)会長の長男で副会長の李在鎔(イ・ジェヨン)氏を取締役に選任する案件を承認した。同日から取締役として活動を始める。闘病中の健熙氏の穴を埋めてきた在鎔氏が、本格的にサムスンを率いることになりそうだ。 取締役選任案の審議に先立ち、権五鉉(クォン・オヒョン)サムスン電子副会長は「取締役会は、事業環境の急激な変化に対処し持続的な成長を達成するために、李在鎔副会長の取締役選任と公式的な経営参加をこれ以上先延ばしできないと判断した」と発言した。外国人機関投資家をはじめ、株主から反対意見は出なかった。 在鎔氏はサムスン創業家から8年半ぶりにサムスン電子の取締役に就いた。 同社の取締役は、DS(デバイス・ソリューション)事業部門トップを務める権氏と消費者家電(CE)部門トップの尹富根(ユン・ブグン)社長、IM(ITモバイル)部門トップの申宗均(シン・ジョンギュン)社長に新たに在鎔氏が加わり、4人体制となる。在鎔氏は部門長の肩書は持たず、総括指揮の役割を担うとされる。 在鎔氏は1991年にサムスン電子に入社。経営戦略担当常務、最高執行責任者(COO)兼務の専務、副社長、社長を経て、2012年に副会長に昇格した。ほかにサムスングループの二つの財団の理事長を務めている。 
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