辛東彬氏(左)と李仁源氏=(聯合ニュース)
辛東彬氏(左)と李仁源氏=(聯合ニュース)
【ソウル、楊平聯合ニュース】韓国ロッテグループのナンバー2で辛東彬(シン・ドンビン、日本名:重光昭夫)グループ会長の最側近である李仁源(イ・インウォン)政策本部長(副会長)が、「辛東彬会長は立派な人だ」などと書き残し自殺した。 李氏は首をつって死亡したとみられる。26日朝、ソウル近郊の京畿道・楊平で遺体が見つかり、近くに止まっていた李氏の車からは遺書が発見された。 当局によると、遺書はA4用紙4枚で、家族とロッテグループの役員ら宛てだった。家族には持病の看病の労をねぎらい、「先にいってすまない」と書き残した。ロッテグループの役員らには「このように大変な時期に先にいってすまない。辛東彬会長は立派な人だ」と、辛会長への忠誠心をにじませた。 検察の捜査に対し不満をあらわす内容はなかった。 李氏はロッテグループのコントロールタワーの役割を担う政策本部のトップ。創業家の事情に通じており、グループ傘下企業の経営も総括していた。 グループの不正資金疑惑に絡み、李氏は横領・背任などの疑いでこの日午前9時半からソウル中央地検で取り調べを受けることになっていた。
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