李仁源氏(資料写真)=(聯合ニュース)
李仁源氏(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】26日に予定されていたソウル中央地検での取り調べを前に自殺したロッテグループの李仁源(イ・インウォン)政策本部長(副会長)は、辛東彬(シン・ドンビン、日本名:重光昭夫)会長に次ぐグループのナンバー2だった。 グループのコントロールタワーの役割を担う政策本部のトップで、辛東彬氏と共に経営全般を率い、主力系列社であるロッテショッピングなどの取締役を務めていた。 1947年8月に慶尚北道・慶山で生まれ、韓国外国語大・日本語学科を卒業した。 1973年にロッテホテルに入社した後、ロッテショッピング取締役や営業本部長、副社長などを歴任。ロッテグループの創業者、辛格浩(シン・ギョクホ、日本名:重光武雄)氏を最側近として支えてきた。 2007年に政策副本部長に就任し、当時、政策本部長だった辛東彬氏の下でもその能力が認められ11年に政策本部長に昇格した。 辛格浩氏に近いとされていた李氏だが、昨年の辛東彬氏と実兄の辛東主(シン・ドンジュ、日本名:重光宏之)氏との経営権争いでは、東彬氏側についたとされる。 昨年8月に経営権争いが激しさを増した際には、東彬氏の経営権を守るため系列企業の社長らをまとめ東彬氏を支持する内容の声明を出したことで知られる。 経営権争いが終息した後は、東彬氏の片腕として忠実に職務をこなしてきた。 李氏は26日朝、ソウル近郊で木に首をつって亡くなっているのを通行人によって発見された。李氏の車からはA4用紙4枚の遺書が見つかっている。 この日はグループの不正資金疑惑に絡み、横領・背任などの疑いで、ソウル中央地検で取り調べを受けることになっていた。
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