【世宗聯合ニュース】韓国とロシアは25日、ソウルで経済科学技術共同委員会を開催し、極東地域の開発に向けた協力を大幅に強化する一方、貿易・投資、エネルギー・資源など経済分野での協力基盤を拡大することで一致した。 同委員会は両国間の経済協力全般について協議するハイレベル委員会で、1997年に初会議が開催された。 韓国企画財政部によると、15回目を迎えた今回は、戦略的協力パートナーであるロシアとの経済協力が低迷する中、相互の発展策を協議する一方、来月開催される予定の韓ロ首脳会談の内容を事前に点検するために開かれた。 韓国側からは、柳一鎬(ユ・イルホ)経済副首相兼企画財政部長官を首席代表に9官庁3機関の37人が出席した。 ロシア側は、首席代表のトルトネフ副首相兼極東連邦管区大統領全権代表と14省庁、17の機関、企業などから約60人が出席した。 双方は貿易・投資、エネルギー・資源、交通、産業、農水産・環境、科学技術、地域間協力、保健・医療・文化の8分野の協力や協力基盤の拡大について協議した。 特に、ロシアが力を入れている極東地域の開発に向け、政府、地方自治体、企業間の多角的な協力を強化することで合意した。 柳副首相は、韓国とユーラシア経済連合間の自由貿易協定(FTA)締結推進が両国の経済協力拡大の大きな転機になるとみて、ロシア側の積極的な役割を要請した。 双方は英国の欧州連合(EU)離脱決定など、保護主義や自国中心の政策が世界経済の新たなリスク要因として浮上しているとの認識で一致した。 このほか、オイル・ガス分野の協力策、ロシアの韓国知能型交通システム(ITS)導入、朝鮮半島縦断鉄道とシベリア鉄道の連結など、鉄道・交通分野の事業についても持続的に協議することにした。
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