コパカバーナの平昌冬季五輪広報館(資料写真)=(聯合ニュース)
コパカバーナの平昌冬季五輪広報館(資料写真)=(聯合ニュース)
【リオデジャネイロ聯合ニュース】リオデジャネイロ五輪が幕を閉じ、2018年に韓国の江原道で開催される平昌冬季五輪(2月9~25日)に世界のスポーツファンの視線が集まっている。平昌五輪まであと約530日。 平昌五輪組織委員会はリオ五輪で大会運営のノウハウを学ぶとともに、平昌五輪PRのため李熙範(イ・ヒボム)委員長をはじめとする組織委執行部がブラジル入りした。 また、国際オリンピック委員会(IOC)が五輪運営方法を引き継ぐために設置した「オブザーバープログラム」には、平昌五輪組織委から71人が派遣されている。 71人の組織委スタッフは選手村や、輸送、宿泊、大会管理など75のプログラムに参加し大会運営に必要な専門知識を身に付けるとともに、非常時の対応方法などを学んだ。 組織委がリオデジャネイロのリゾート地コパカバーナに設置した平昌冬季五輪の広報館には14万人ほどが訪れ、平昌五輪の開催を広くアピールした。 ◇地球の反対側でのPRリードした組織委員長 李委員長はリオデジャネイロに到着した初日、大会ボランティアに対する教育の重要性を痛感したという。 旅客機の運航スケジュールに問題が生じ空港にいたボランティアに助けを求めたが、右往左往しきちんとした支援が受けられなかった。 また、IOCが割り当てた車両の運転手は英語が全くできずコミュニケーションがスムーズに取れなかった。 李委員長は今月3日、IOC総会での準備状況報告を皮切りに、平昌五輪のPR活動を主導した。 韓国や海外メディア向けの記者会見をはじめ、IOCのバッハ会長とともに韓中日五輪組織委員長合同会議を開催し五輪運営の経験や専門性の共有など組織委分野別協力策の具体化にも取り組んだ。    18年の平昌五輪を皮切りに20年の東京夏季五輪、22年の北京冬季五輪と北東アジアで大会が連続開催されることを踏まえ、平昌五輪組織委は韓中日五輪組織委員長合同会議の開催を提案していた。 平昌組織委執行部は国際競技連盟との交流と協力にも注力した。 李委員長はカーリング、リュージュ、バイアスロン、スキーなど冬季五輪競技の国際連盟トップと相次いで会談し、今年の年末から始まる冬季五輪テスト大会の成功に向け協力体制を構築した。 ◇「ジャングルで平昌の雪と氷を感じた」 コパカバーナにある平昌五輪の広報館は設置するとすぐに名所になった。 熱帯雨林気候もあるブラジルに住む人々にとって平昌から運び込んだ雪や氷は珍しく、広報館のうわさは口コミで広がり多くの現地人や観光客が押し寄せた。 また、米NBCやブラジルの放送局など、約60のメディアが取材に訪れ平昌五輪の開催が広く世界に伝えられた。 9日に広報館を訪問したバッハ会長は、「平昌の雪と氷をブラジルに持ってくるアイデアは革新的、独創的だ」と評価した。
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