【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の当局者は18日に会見し、在英国北朝鮮大使館のテ・ヨンホ公使の韓国亡命について「金正恩(キム・ジョンウン)体制内部の結束にひびが入るきっかけの一つになるのではないか」との見解を示した。 同当局者は、外交官のテ氏は北朝鮮体制と外の世界、南北を比較する目が養われたはずだと指摘。その上で、「金正恩体制に希望はなく限界克服が難しいと感じ、亡命を決心したとみられる」と述べた。 一方、北朝鮮の原子力研究院が共同通信に対し、寧辺の核施設で核兵器の原料となるプルトニウムを新たに生産したことを明らかにしたことについては、「自分たちの能力をあらためて誇示しようという狙いがあるとともに、関連国に知らせることで関心を引き、制裁が無用だという理論を後押しする側面を考慮したようだ」との見方を示した。
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