【ソウル聯合ニュース】米国のブラウン太平洋陸軍司令官(大将)が今月9~10日に在韓米軍視察のために来韓していたことが13日、韓国軍関係者の話で分かった。 同関係者によると、ブラウン司令官は在韓米軍第8軍の主要部隊や施設を視察した。ブラウン司令官が視察した部隊には、韓国に配備されることが決まった米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」を運用する米第35防空砲旅団も含まれているとされる。そのため、THAADの韓国配備に向けた準備作業を点検したのではないかという見方が出ている。 これについて韓国軍関係者は「ブラウン司令官の来韓はあくまでも視察のためであり、THAAD配備と直接関連はない」と説明した。 ブラウン司令官は来韓に先立ち、日本を訪問し在日米軍を視察した。稲田朋美防衛相とも会談し、北朝鮮の核・ミサイルの脅威を抑止するための協調策について議論したとされる。 韓米両国が先月8日にTHAADの韓国配備決定を正式に発表して以降、米軍幹部が相次いで韓国を訪問しており、THAADの配備に向けた準備作業が進んでいるのではないかという観測が広がっている。 先月末にはファニング米陸軍長官が第35防空砲旅団を訪問しミサイル防衛システムの点検を行った。 今月10、11の両日には米国のミサイル防衛(MD)システムを統括する国防総省ミサイル防衛局(MDA)のシリング局長(海軍中将)が来韓、韓国軍幹部とTHAAD配備問題を協議した。
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