【ソウル聯合ニュース】韓国雇用労働部は5日、2017年度(1~12月)の最低賃金を7.3%引き上げ時給6470ウォン(現在のレートで590円)に決定したと発表した。 8時間働いた場合の日給は5万1760ウォン、週40時間勤務で換算した月給は135万2230ウォンとなる。 現政権での最低賃金の引き上げ率は2014年度が7.2%、2015年度が7.1%、2016年度が8.1%だった。最近産業界で構造改革が進むなど厳しい経済状況の中、政府は労働市場での格差解消に向けた政策に取り組んでおり、最低賃金の引き上げにも反映したと雇用労働部は説明した。 来年度の最低賃金が時給6470ウォンに引き上げられた場合、賃金労働者全体の17.4%にあたる337万人に影響が及ぶと推定される。 政府は最低賃金の順守率を引き上げるため、事業場への指導・監督と違反予防、違反に対する制裁強化に向けた法改正などを推し進める計画だ。 雇用労働部の鄭智元(チョン・ジウォン)勤労基準政策官は「長引く不況の中で低賃金労働者の困窮を少しでも軽減するため、来年の最低賃金を合理的な水準にした」と説明した。
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