施設でモニターを通じ、医者と会話する朴大統領(中央)=4日、瑞山(聯合ニュース)
施設でモニターを通じ、医者と会話する朴大統領(中央)=4日、瑞山(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は4日、遠隔医療のテスト事業に参加している韓国中西部・忠清南道瑞山市の高齢者施設を訪れ、事業の現場を視察した。 この施設では高血圧や糖尿病、認知症などの慢性疾患を患う72人の入居者が嘱託医による訪問診療と遠隔医療サービスを受けている。 朴大統領は通信機器を用いて入居者が医療サービスを受ける様子を見学し、入居者や家族、職員、大韓医師協会長らと面談した。その席で「体の不自由なお年寄りや障害者など通院が大変な人々の医療アクセス向上のため、遠隔医療サービスを拡大すべきだ」と述べ、医療業界の積極的な参加を促した。 遠隔医療のテスト事業は現在、高齢者施設や軍部隊、遠洋漁船、島しょ部、矯正施設など278機関、1万人を対象に実施されている。政府は医師と患者間の遠隔医療を認める内容の医療法改正を推進している。
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