SKの崔泰源会長(左から3人目)とハンドボール選手=(聯合ニュース)
SKの崔泰源会長(左から3人目)とハンドボール選手=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】現地時間5日開幕のリオデジャネイロ五輪でメダル獲得トップ10入りを目指す韓国代表を、韓国の財界が積極的にサポートしている。 大企業は国民的な人気を集める競技だけでなく、五輪やアジア競技大会など大規模なイベントでしか関心が集まらない競技も、協会会長を務めるなどしながら物心両面で惜しみなくサポートしてきた。リオ五輪を前に、大企業のオーナーや経営陣は韓国代表が合宿するソウル市内の泰陵選手村を訪ねて選手らを励まし、激励金を渡している。リオまで応援に出掛ける企業関係者もある。 サムスングループからは第一企画の金載烈(キム・ジェヨル)スポーツ事業総括社長とサムスン電子の朴商鎮(パク・サンジン)対外担当社長が現地を訪れる予定とされる。金氏は大韓体育会(韓国オリンピック委員会)副会長や平昌冬季五輪の組織委員会国際担当副会長などを、朴氏は大韓乗馬協会会長をそれぞれ務めている。 サムスンはスケートと乗馬、陸上の各協会の会長としても支援を進めてきた。グループの代表者は先月泰陵選手村を訪ね、選手団に5億ウォン(約4500万円)の激励金を届けた。 サムスン電子の場合は1998年以降、五輪の公式スポンサーとして活動している。 現代自動車グループはアーチェリーを30年以上支援してきた。鄭夢九(チョン・モング)会長は大韓アーチェリー協会の会長と名誉会長を歴任し、アーチェリー人口の裾野の拡大や有望な人材の発掘、最先端装備の開発などに380億ウォン以上を投じた。それが韓国を世界アーチェリーのリーダーに押し上げたとも評価されている。 息子の鄭義宣(チョン・ウィソン)現代自動車副会長はアーチェリー協会の現会長を務め、国際大会で韓国選手の応援に駆け付けたり装備や便宜に配慮したりしている。五輪選手団を現地で応援するため、2日午後にブラジルへ出発したもようだ。 グループ会社の現代製鉄は男子アーチェリー、現代モービスは女子アーチェリーの実業団チームをそれぞれ運営。現代自動車は今年から2018年まで世界アーチェリー連盟のタイトルスポンサーを務める。 一方、大韓サッカー協会会長でもある鄭夢奎(チョン・モンギュ)現代産業開発会長は、リオ五輪韓国選手団の団長として先週現地入りした。6月には現代産業開発の経営陣と共に泰陵選手村を訪れ、選手と指導者のために3億ウォンの激励金を渡した。 SKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長は大韓ハンドボール協会会長を務め、ハンドボール韓国代表を支援している。ハンドボールの長期発展戦略の一環として、2011年にソウルに専用競技場を建設した。11年に女子、16年に男子の実業団チームを創設している。 グループ関係者は先月、リオ五輪韓国代表の善戦を願って3億ウォンの激励金を届けた。  SKは男女のフェンシング、男子ゴルフなども後援している。 ハンファグループは2002年以降、125億ウォンを投じ射撃の発展を支えてきた。大韓射撃連盟の会長はハンファギャラリア代表取締役が担っている。 金升淵(キム・スンヨン)グループ会長は先月国内で開催された射撃の大会会場を訪れ、リオ五輪出場選手を激励した。 大韓航空を持つ韓進グループの趙亮鎬(チョ・ヤンホ)会長は大韓卓球協会の会長を務めている。選手育成の支援や審判・指導者の養成、海外卓球界との交流活性化など、卓球界の発展に向けた活動に取り組んできた。先月、泰陵選手村を訪ね選手らに1億ウォンの激励金を渡した。 ポスコは体操を後援しており、2004年にはポスコ建設に体操部を創設した。
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