混雑する仁川空港の出国ゲート=7月31日、仁川(聯合ニュース)
混雑する仁川空港の出国ゲート=7月31日、仁川(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国では不況が長引いており、国内旅行が奨励されているものの、今夏も海外旅行に出掛ける人が多いことが分かった。旅行大手2社の7月の海外旅行者は昨年を大きく上回っている。 ハナツアーは2日までに、7月の海外旅行客を約28万9000人と集計した。昨年7月に比べ43.3%増加した。同社は「(夏休みを取る人が集中する)7月末~8月初めを避けて早めに夏休みを取る傾向と、昨年の中東呼吸器症候群(MERS)流行などによる反動とみられる」と説明した。 地域別には中国に出掛ける旅行客の増加率が92.3%で最も大きい。地方発のチャーター機の運航が増え、ツアーと個人旅行がそろって増加した。日本向けが48.3%増加したほか、東南アジア(40.2%増)や南太平洋(33.8%増)に向かう人も大きく増えた。一方で、テロが相次ぐ欧州への旅行客は15.0%減少した。 モドゥツアーの先月の海外旅行客は前年同月比33%増の15万2000人と、単月で最多を記録した。米州向け(72.3%増)をはじめ、中国(46.4%増)や日本(43.6%増)、南太平洋(33.9%増)向けの伸びが大きい。 仁川空港は旅行客でごった返している。仁川国際空港公社によると、先月31日に利用客が初めて20万人を突破した。今夏のピーク1カ月間の利用客は542万人に上ると予想されるという。
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