韓国大統領府、「ASEM契機、韓中・韓日首脳会談の計画はない」

高高度ミサイル防衛システムであるTHAADの朝鮮半島配置決定で中国など周辺国が反発している中、来る15日から2日間、モンゴルのウランバートルで開かれるアジア欧州会合（ASEM）に出席する韓国の朴槿恵（パク・クネ）大統領が中国の李克強首相と首脳会談を行う計画がないと青瓦台（大統領府）が明らかにした。

　青瓦台のキム・ギュヒョン外交安保首席は14日ブリーフィングで、朴大統領がASEM首脳会議出席を契機に韓中や韓日の首脳会談を行う可能性があるのか、という質問に「現在そのような計画はない」と答えた。

　朴大統領が今回のASEM会議期間、李克強首相を相手にTHAADが第3国を狙ったものではなく、韓国国民を守るための自衛的防衛措置であることを説得し、北朝鮮制裁に対する中国政府の理解を促すものと予測されている。