【ソウル聯合ニュース】韓国の林聖男(イム・ソンナム)外交部第1次官は28日夕、英国のスワイア外務閣外相と電話会談を行う。韓国外交部の趙俊赫(チョ・ジュンヒョク)報道官が同日の定例会見で明らかにした。 趙報道官によると、会談は英国側の要請を受けて行われることになった。英国が欧州連合(EU)からの離脱を決めたことについて協議を行うとみられる。 趙報道官は「政府は英国国民の決定を尊重する」とした上で、「英国のEU離脱が韓国との2国間関係はもちろん、地域と世界に与える影響についても注視している」と述べた。 また、「離脱をめぐるEUとの交渉には英国の離脱通告後、2年程度かかる予定」と説明。「その間、交渉の動向などを見極めながら、政治、経済など諸分野への短期的、中長期的な影響を綿密に分析し、対処していく」との姿勢を示した。 英国との関係に関しては、「EUからの離脱を決定したが、英国との包括的パートナー関係、EUとの戦略的パートナー関係に基づき、政治、経済など各分野で協力関係を続けている」として、「韓国と普遍的な価値を共有し、地域や世界の課題で似た立場を取る英国、EUとは北の核や人権問題と関連しても緊密な連携を維持していく」と強調した。
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