首席秘書官会議で発言する朴大統領=27日、ソウル(聯合ニュース)
首席秘書官会議で発言する朴大統領=27日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は27日の首席秘書官会議で、北朝鮮の核・ミサイルは常に国民の生命を脅かしているという現実を深刻に捉えるべきだと述べた上で、「われわれの分列を狙う、北を擁護する勢力を抑えなければならない」と強調した。 朴大統領は国が危機にひんしたときに最も恐ろしいのは内部の分裂と無関心としながら、「過去にベトナム戦争で南ベトナムが負けたときも内部の分裂と無関心が大きな原因だった」と指摘した。 また北朝鮮を変化させる唯一の方法はより強力な制裁と圧力を通じ、北朝鮮の挑発の意思よりこれを止めようとする韓国や国際社会の意思のほうが強いということを示すことだと訴えた。 朴大統領のこうした発言は、北朝鮮の核・ミサイルに対応するためには国際協調だけでなく国民の団結も必要だということを強調する意味合いがあるとみられる。 併せて朴大統領の言及は、4月初めに中国浙江省寧波市の北朝鮮レストランから脱出し韓国に入国した女性従業員12人が自らの意思で韓国に入国したか疑わしいとして韓国の弁護士団体「民主社会のための弁護士の集い」(民弁)が裁判所に「人身保護救済審査請求」を申し出たことをめぐり、北朝鮮当局がこうした動きに加勢していることを間接的に批判したのではないかという見方も出ている。
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