【ソウル聯合ニュース】地球温暖化の影響で、韓国でのトロピカルフルーツの生産量が急増している。 韓国農村経済研究院によると、昨年のトロピカルフルーツの生産量は1174トンで、前年の769.6トンに比べ52.2%増加した。 品目別にみると、パッションフルーツが408.7トンで最も多かった。次いで、マンゴー(398トン)、パイナップル(167トン)、ドラゴンフルーツ(86トン)、パパイア(62.9トン)などの順だった。 栽培面積は106.6ヘクタールで、前年(58ヘクタール)より80%以上増加した。 特にマンゴーは、2001年に済州島で初めて栽培されてから栽培農家が慶尚北道、全羅南道、全羅北道などに拡大し150戸を超える。 また、14年までトロピカルフルーツの栽培実績が皆無だった大邱市、釜山市、全羅北道、忠清南道、忠清北道でも昨年から栽培農家が登場した。 韓国でトロピカルフルーツの栽培が増えているのは地球温暖化により朝鮮半島の平年気温が上昇しているため。統計によると、韓国の平均気温は100年間で約1.8度上昇した。 専門家らは、韓国産のトロピカルフルーツの価格は外国産に比べ高いが、優れた品質を前面に押し出せば市場での競争で勝算は十分あるとの見方を示している。
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