【東京聯合ニュース】東京都内の靖国神社内の公衆トイレで昨年11月、爆発音がして不審物が見つかった事件で、火薬類取締法違反などの疑いで逮捕された韓国人男性が弁護人を通じ、靖国神社側に謝罪文を送っていたことが分かった。在日韓国大使館の関係者が22日伝えた。 同関係者によると、破損したトイレの被害について神社側に示談を申し入れたが、神社側が受け入れず、男性が裁判所に22万円を供託した。 また、同日午後に東京地裁で開かれた第2回公判で男性側と検察は危険物を設置した動機や、日本に再入国した理由などについて食い違いをみせたという。 男性と弁護人は靖国神社に第2次世界大戦のA級戦犯が合祀(ごうし)されていることに対する不満が犯行動機の一部だったことを認めながらも、「世間の注目を浴びるためにやった」と主張した。 一方、検察は緻密な準備と計画により事件を起こし、再犯のために日本に再び入国したとの判断を示した。  公判には男性の母親が証人として出廷し、男性の学生時代や軍隊での生活などについて話し、情状酌量を求めた。  男性は昨年11月21日にソウルの金浦国際空港から出国して日本へ向かい、爆発音事件が起きた同23日の午後に同空港から帰国した。その翌月の9日、再び羽田空港から日本に入国し、参拝などの正当な理由なく靖国神社の敷地内に侵入したとして逮捕された。 その後、黒色火薬を韓国から持ち込もうとしたとして、火薬類取締法違反などの容疑で再逮捕された。
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