声明を発表する趙俊赫(チョ・ジュンヒョク)報道官=22日、ソウル(聯合ニュース)
声明を発表する趙俊赫(チョ・ジュンヒョク)報道官=22日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が中距離弾道ミサイル「ムスダン」とみられるミサイル2発を発射したことについて、韓国外交部は22日、「北は韓国と国際社会により、より強力な制裁と圧力に直面することになる」と警告する報道官声明を発表した。 声明は「北は国際社会の度重なる警告を無視し、今日また2発の中距離弾道ミサイルを発射した。今回の発射は今年初めの4回目の核実験に続き、この2カ月間で6回目のミサイル発射による挑発だ」と強調した。 また、北朝鮮のミサイル発射が弾道ミサイル技術を利用した全ての発射行為を禁じる国連安全保障理事会決議に明白に違反するだけでなく、朝鮮半島と国際社会の平和、安全に対する重大な脅威だと批判。その上で「北は新たな挑発行為をやめ、朝鮮半島と地域の緊張を高める原因となる核・ミサイルの開発プログラムを直ちに中断すべきだ」と促した。 北朝鮮は同日午前、東部の元山付近からムスダンとみられるミサイル2発を相次ぎ発射した。このうち1発目は空中爆発し、2発目は約400キロ飛行したとされる。韓国軍は2発目について、一部に性能の改善と技術的な進展があったと評した。
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