「北東アジア協力対話(NEACD)」の様子=22日、北京(聯合ニュース)
「北東アジア協力対話(NEACD)」の様子=22日、北京(聯合ニュース)
【北京、ソウル聯合ニュース】北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議当事国の政府当局者らが参加する民間主催の国際会議「北東アジア協力対話(NEACD)」が22日、中国・北京で開かれた。この席で、韓国と米国の代表は北朝鮮代表に向かい、新たな弾道ミサイルの発射を批判したようだ。 北朝鮮はこの日午前、中距離弾道ミサイル「ムスダン」とみられるミサイル2発を発射した。 北京の複数の外交筋によると、韓国政府代表として出席している金健(キム・ゴン)外交部北核外交企画団長は冒頭発言などを通じ、北朝鮮のミサイル発射を批判。北朝鮮の非核化と国連安全保障理事会決議の履行を強く訴えたとされる。 米国政府代表のソン・キム国務省北朝鮮担当特別代表も同様に北朝鮮の新たな挑発を批判し、北朝鮮の安保理決議履行を促したとみられている。 ただ、北朝鮮政府代表のチェ・ソンヒ外務省米州局副局長が韓米のこうした批判にどんな反応を示したのかは分かっていない。この日、チェ氏は会場入りする際、「ムスダン発射」に関する報道陣の質問に一切答えなかった。外部の脅威に対する「自衛権」などを理由に、核や中・長距離ミサイル開発の正当性を強く訴えた可能性もある。 会議には6カ国協議の全当事国から首席または次席代表が参加しているため、「ミニ6カ国協議」とも呼べそうだ。23日まで非公開で行われる。この日は開会式の様子だけが10分ほど公開された。
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