セミナーの様子=16日、ムルマンスク(聯合ニュース)
セミナーの様子=16日、ムルマンスク(聯合ニュース)
【ムルマンスク(ロシア北西部)聯合ニュース】北極海と北極海航路の開発に向けた韓国とロシアの協力策などを模索する「韓ロ北極海協力セミナー」が16日(現地時間)、ロシアのムルマンスクで開かれた。 セミナーには韓国側から外交部の金チャン又(キム・チャンウ)北極協力代表、韓国海洋水産開発院や韓国海洋科学技術院付設極地研究所の関係者が、ロシア側から政府や大学、研究機関の関係者が出席した。 アジアと欧州を最短距離で結ぶ北極海航路は今後、商業利用が本格化すれば、釜山からオランダ・ロッテルダムまでの距離はこれまでの2万2000キロから1万5000キロに、航海日数は40日から30日にそれぞれ短縮される。 金代表はあいさつで、朴槿恵(パク・クネ)大統領のユーラシア・イニシアチブ(欧州とアジアの各国間経済協力を強化して南北統一の基盤づくりを目指す構想)とプーチン大統領の東方政策は相通じるものがあるとした上で、「北極海航路は、欧州に向けた韓国のビジョンと東アジアに向けたロシアのビジョンのための中核的な通路で重要な役割を果たすだろう」と述べた。 ムルマンスクではセミナーのほか文化行事も開催された。15日には韓国映画「建築学概論」の上映会が、16日には韓国の伝統舞踊や伝統音楽を紹介する公演が行われた。
Copyright 2016(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0