朴泰桓(資料写真)=(聯合ニュース)
朴泰桓(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北京五輪男子400メートル自由形金メダリスト、朴泰桓(パク・テファン)の今夏のリオデジャネイロ五輪出場可否をめぐり、大韓体育会が16日の理事会で国家代表選抜の規定を改正しないことを決めた。朴のリオ五輪出場を認めないという原則を再確認したことになる。 朴は筋肉増強効果があるテストステロンに陽性反応を示し、ドーピング(禁止薬物使用)違反で国際水泳連盟(FINA)から1年6カ月の選手資格停止処分を受けた。処分は今年3月に終わり、復帰戦となった4月末の国内大会では五輪参加標準を上回る記録をマークした。しかし、大韓体育会は処分終了後3年間は国家代表になれないとの規定に基づき、朴をリオ五輪の代表に選出しなかった。朴は4月末、この規定を不服としてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴した。 体育会のハン・ジョンヒ理事は「国家代表選抜規程を設けた趣旨は国家代表としての高い道徳性と公人としての品位を求めることにある」と説明。ドーピングは選手のフェアプレイの精神に外れるもので、若い選手に対する教育という面でも厳重な処分が必要だと判断したという。 体育会は理事会の結果を直ちにスポーツ仲裁裁判所(CAS)に通知する。仲裁の手続きが始まれば、リオ五輪開幕前に結論が出るとみられる。
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