道路に駐車中の観光バス(資料写真)=(聯合ニュース)
道路に駐車中の観光バス(資料写真)=(聯合ニュース)
【世宗聯合ニュース】韓国国土交通部は14日、市中免税店に観光バスの駐車場の設置を義務付ける内容が盛り込まれた駐車場法施行令一部改正案を立法予告したと明らかにした。 立法予告とは法律を制定・改正・廃止する際に官報などで内容を知らせ、意見を募集する制度。 改正案は免税店のようにバスの出入りが多い施設に、バス用の駐車場を設置することを地方自治体が条例で定めるための根拠を示した。 現在は免税店に対する駐車場設置義務規定はないが、改正案が成立すれば、地方自治体が条例により免税店に対しバスの駐車場の設置を強制できることになる。 今回の措置はソウル市内の免税店周辺の道路で違法に駐停車する観光バスが急増し、市民からの不満の声が高まったため講じられた。 業界関係者などによると、中国人観光客が多く訪れるソウル市内のある免税店は、1日60台から70台のバスが出入りするにもかかわらず、大型バス用の駐車場が15台分しかないという。ソウル市内の別の免税店も150台から180台の観光バスが出入りするが、駐車場は9台分しかない。 これと関連してソウル市は先ごろ、市内の免税店7カ所に公文書を送付し、独自に用意した駐車場や公営駐車場に観光バスを誘導するなど対策を取るよう求めた。
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