ロッテグループ会長宅やロッテグループ本社など、捜査官200人体制で家宅捜査=韓国検察
ロッテグループ会長宅やロッテグループ本社など、捜査官200人体制で家宅捜査=韓国検察
韓国検察の「企業司正」の矛先が重光昭夫(韓国名:辛東彬/シン・ドンビン、61、重光武雄氏の次男)会長のロッテグループへ向かった。ロッテグループが検察の本格的な捜査を受けるのは事実上、初めてだ。

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 ソウル中央地検は10日午前8時ごろ、重光昭夫ロッテグループ会長(61)のソウル市内にある自宅、ロッテグループ本社26階執務室とロッテグループ系列会社7社など計17か所に検事や捜査官ら200人を送り、同時に家宅捜査を行っていると明らかにした。

 家宅捜査の対象には、ロッテグループの総括組織である政策本部やロッテホテル、ロッテショッピング、ロッテホームショッピングなど主要系列会社のオフィスが含まれている。また、ロッテグループの中核幹部の自宅も家宅捜査中だ。

 検察は、ロッテグループとシン会長が系列会社韓の資産取引過程で、巨額の裏金が造成された状況を確保した。現在、韓国ロッテグループの持株会社はロッテホテルが務めている。

 検察は、ことし初めからロッテグループへの捜査を準備してきたことがわかった。

 検察関係者は「ロッテグループで造成された裏金など、それぞれ横領・背任疑惑を全面的に調べようとするもの」と述べた。

 検察は、現在まで第2ロッテワールド建設・許認可と関連した政界ロビー疑惑は捜査対象ではないと一線を引いた。ただし家宅捜査結果に応じて、捜査範囲が第2ロッテワールド関連疑惑へ拡大される可能性も提起されている。

 現在、ソウル中央地検防衛事業捜査部もチョン・ウンホ「NATURE REPUBLIC」代表(51)のロッテ免税店入店疑惑と関連し、シン・ヨンジャロッテ奨学財団理事長(74)を相手に捜査を進めている。シン・ヨンジャ理事長は重光武雄(韓国名:辛格浩/シン・ギョクホ、94)ロッテグループ創立者の長女であり、ロッテホテル免税店事業部の登記役員である。

 検察が現在、経営権争いをしているロッテグループオーナー一家を相次ぎ狙いながら、捜査がどこまで拡大されるのか注目を集めている。


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