【ソウル聯合ニュース】韓国の外交部は4日、尹炳世(ユン・ビョンセ)長官がカリブ諸国連合(ACS)サミットに出席するため、現地時間の4~5日にかけてキューバを訪問すると明らかにした。韓国の外交部長官が国交のないキューバを訪問するのは初めて。関係正常化を見据えた動きとの見方が出ている。 外交部によると、同サミットは米国とキューバが関係を正常化した後、キューバで開かれる初めての閣僚級の国際会議となる。韓国はキューバと国交がないが、ACSからの招待を受けて尹長官が訪問することになった。 尹長官は朴槿恵(パク・クネ)大統領のフランス訪問に同行しているが、現地時間の4日夕(日本時間5日未明)にキューバに到着する予定。同サミットのセッションに出席するほか、ACS事務総長らと面会するという。 外交部は今回の尹長官のキューバ訪問について、中南米のネットワークづくりを目指す外交の一環で決まったと伝えた上で「各国の首脳や外相とも自然に接触することになるだろう」と説明している。尹長官とキューバ高官との接触の可能性も高そうだ。 キューバは1949年に韓国を承認したが、1959年のキューバ革命後に断交した。韓国政府は非公式にキューバとの関係改善の努力を続けてきたが、キューバと北朝鮮の緊密な関係のため、慎重な立場を取ってきた。 ACSは1995年に発足し、カリブ海一帯の25カ国が加盟している。韓国は98年のACS閣僚理事会からオブザーバーとして参加している。
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