【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領のフランス訪問を機に、両国が科学技術・情報通信技術(ICT)分野での協力を拡大させる。韓国は「創造経済」、フランスは「フレンチテック」というスタートアップ企業中心の政策を推進しているため、関連分野での協力も強化される見通しだ。 未来創造科学部は3日、フレンチテックを主管する経済・生産再建・デジタル省と創造経済分野における協力に関する意向書を締結したと伝えた。 フレンチテックは、フランス政府が自国のスタートアップ企業の海外進出や、各国のスタートアップ企業のフランス進出を支援する政策。韓国政府が掲げる「創造経済」は産業と産業、文化と産業を融合させ付加価値や雇用、成長エンジンを生み出す経済政策だ。 両国は創造経済に関する戦略や政策などを共有し、起業を活性化して企業と各機関との協力などに努めていく。  両国の科学技術やICT分野の機関も多様な新規協力活動の推進に合意した。 韓国科学技術院(KAIST)はフランスの理系エリート養成校エコール・ポリテクニークと協定を結び、交換留学や複数学位制の運営など全般的な協力活動を約束した。 KAISTはまた、グルノーブル・アルプ大やフランスのCEA(フランス原子力・代替エネルギー庁)の付属機関であるLeti(電子情報技術研究所)ともそれぞれ協約(MOU)を結んだ。 韓国研究財団(NRF)はフランス最大の研究機関、フランス国立科学研究センター(CNRS)と人材交流事業を展開する協約を締結した。
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