【ナイロビ聯合ニュース】国賓としてケニアを訪問中の韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は31日(現地時間)、首都ナイロビでケニヤッタ大統領と会談した。会談は予定時間を超え、1時間20分に及んだ。 会談でケニヤッタ大統領は、北朝鮮の4回目核実験と長距離ミサイル発射に対する深い憂慮を示すとともに、「域内の緊張を高める挑発行為を非難する。こうした行動を中止するよう北朝鮮に促す」と述べた。 また、「ケニアは国連安全保障理事会決議の忠実な履行に必要な措置を取り、この措置に基づき対応していく」との方針も示した。 ケニヤッタ大統領は「ケニアと韓国が直面している脅威の性格が異なるが、このような脅威が社会的、経済的安定を阻害するという点では同じだ」と述べながら、北朝鮮の脅威への対応に関する韓国の立場に支持を表明した。 これに対し朴大統領は「北が核を放棄せざるを得ない国際的環境を作る上で、現時点では安保理決議の忠実な履行が重要だ」との考えを示すとともに、安保理決議の効率的な履行に向けたケニア側の持続的な協力に期待すると述べた。 ケニアは2013年に北朝鮮が3回目核実験を実施した際は非難声明を発表したが、4回目核実験に対する声明は発表しなかったため、ケニヤッタ大統領の北朝鮮核問題に関する言及は意義あるものだとの見方が出ている。
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