【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は10日、北朝鮮が第7回朝鮮労働党大会で核保有国であると宣言するなど核を放棄しない立場を守っているため、これまでとはレベルの異なる措置を取り、北朝鮮の核開発への意思を断つ必要があるとの考えを示した。青瓦台(大統領府)で開かれたアルゼンチンのミケティ副大統領との会談で述べた。 朴大統領はアルゼンチン政府が最近北朝鮮の相次ぐ挑発に対し、即時に糾弾声明を発表する一方、上院と下院がそれぞれ中南米国家の議会として初めて北朝鮮の大量破壊兵器(WMD)開発や人権弾圧を非難する決議案の採択を推進していることに対し、謝意を伝えた。 ミケティ副大統領は「北朝鮮の核実験や長距離ミサイルの発射などすべての挑発行為に反対する」とした上で、「大統領をはじめとするアルゼンチン政府と国民は朝鮮半島問題に関する韓国政府の立場と政策を積極的に支持している」と述べた。 また「アルゼンチン新政府は規制撤廃、資本自由化、金利安定化など経済再跳躍のための改革措置を通じ、国際舞台への復帰を積極的に推進している」と説明。その上で「韓国は経済の正常化を重点的に摸索しているアルゼンチンにとって大変重要な協力パートナーであり、通商・投資、教育・科学技術などを中心に韓国との協力が拡大することを希望する」と話した。 朴大統領は「アルゼンチン新政府が推進中の改革・開放政策が両国の実質的な協力を強化していくにあたり良い土台になっている」とした上で、ミケティ副大統領の訪韓を機に両国関係がさらに多角的に発展していくことを期待すると話した。 ミケティ副大統領は黄教安(ファン・ギョアン)首相の招きで8日から3日間の日程で韓国を公式訪問している。 yugiri@yna.co.kr
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