【ソウル聯合ニュース】北朝鮮は、本格的な「金正恩(キム・ジョンウン)時代」を宣言するとみられる第7回朝鮮労働党大会で核開発と経済発展を並行する「並進路線」をさらに鮮明にする見通しだ。 韓国統一部当局者は7日、前日開幕した労働党大会での金正恩第1書記の開会の辞について、並進路線をあらためて指示したと評した。 金第1書記は開会の辞で、今年に入り初の水爆実験と地球観測衛星「光明星4号」の打ち上げに成功したと述べた上で「主体朝鮮の尊厳と国力を最上の境地で輝かせた」と強調した。核・ミサイル開発を自身の実績として誇示したことになる。 金第1書記はまた、党中央委員会の事業総括報告でも、「わが党と人民が社会主義建設で成し遂げた誇らしい成果は一心団結の政治思想強国、不敗の軍事強国を作り上げたこと」と力説した。 北朝鮮は2012年、憲法に「核保有国」ということを明記しており、今回は党規約でも核保有国を明示する可能性がある。 ただ、党大会期間中には核実験を自粛するとの見方も出ている。 韓国・高麗大北朝鮮学科の南成旭(ナム・ソンウク)教授は「党大会は相当のエネルギーが必要な事業。100人以上の海外メディア関係者を招いたが、核実験を行えば焦点が核実験に移ってしまう」と指摘する。 6日に金第1書記の開会の辞を皮切りに始まった党大会は9日ごろ、閉幕すると予想される。 csi@yna.co.kr
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